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前回の続きですが噛み合わせのバランスが崩れると本来生体を守るための第Ⅲ級の梃子がお口の中を破壊する危険な梃子に変化していきます。
●第1級の梃子(シーソー、釘抜き)の発生
発生要因 早期接触(特定の歯が先にあたる)
メカニズム:最初にあたった歯が新たな支点となり支点(ぶつかった歯)、力点(筋肉)、作用点(反対側の歯や関節)という構造に変わり、反対側の歯や関節に2倍以上の破壊的な負荷がかかります。
●第2級梃子(くるみ割り器)
発生要因 咬頭干渉(顎を横に滑らせた際に犬歯でなく奥歯が咬頭が干渉を引き起こす。例)右側方運動時左側の臼歯が引っかかる)
メカニズム:顎関節が支点のまま、奥歯が邪魔な位置で当たることで作用点となります。くるみ割り器でくるみをつぶすように、奥歯には本来の3倍もの過剰な力が集中します。
当院では自費の被せ物を作製する場合にはフェイスボウトランスファーにて現在の咬合状態を咬合器に移し
早期接触や咬頭干渉がないように咬合器の扱いを理解している技工士と連携し自費補綴を作製していきます。
ここまできいてくださった患者さんである一つの疑問がおきるかもしれません
前々回中心位と中心咬合位が一致していることが理想とお伝えしましたが以前はここを一致させてから治療するのが基本でした。今は現在症状がなければ無理にCOとCRをあわせに行かず現在の噛み合わせのまま補綴物を作製させていただくことが主流です。
ただし咬合器上にてあきらかな干渉や現存している歯に動揺等をみとめられた場合は咬合器上にで分析したのち噛み合わせの調整をさせていただくこともあります。
噛み合わせの分野はいまだに分からないこともありますので疑問に思ったり、症状がありましたら是非かかりつけ医の先生に相談してみてください。